天満天神MAIDO屋のオモイ

女将のオモイ

大阪にはええもんが
いっぱいある
もっと色んなもんを
知ってもらいたい!

赤尾江里子

天満天神MAIDO屋 店主

赤尾江里子

祖父が戦後間もない昭和21年にここ大阪の天神橋筋商店街で商売を始め、私の代になってからは「トロフィーのNS」としてオンラインショップをメインにやっていました。
小さい頃は、天神さんの境内でかくれんぼをしたり灯篭に登ったり(笑)、商店街の地面にチョークでお絵描きをしたりと大阪天満宮の境内・天神橋筋商店街は私たちの遊び場でした。
ここ天満天神で生まれ育ち、どんどん変わっていくこの街をずっと見てきました。
この天満天神辺りは中小企業も多くオフィス街で、平日は人も多いですが、休みの日は静かな商店街でした。
それが天満天神繁昌亭ができたり大阪天満宮や中ノ島でのイベントも増え、またこの日本一長い天神橋商店街自体に遊びに来られる方も増えて、10年ほど前から休みの日にも天満天神に来られる方が増え、商店街はお祭りのような人通りになっていました。
こんなにたくさんの人がわざわざ天満天神に来てくれてるのに、閉まっている店ばかりで申し訳ないなぁ~(天満駅周辺は火曜定休・南森町周辺は日曜定休のお店が多い)
これじゃ、また来たいなんて思ってもらわれへん~ 天満天神をもっと知ってもらいたい!
何度も足を運んでもらいたい!!
せっかく足を運んでくれた人たちに楽しんでもらえることができへんかな。。。
そう思ったのが、天満天神MAIDO屋をやるきっかけでした。
やろう!と決めた途端に風が吹いてあれもあれもという間に話がトントン進み、アッという間にオープンに至っていました。

  • 天満天神MAIDO屋イメージ
  • 天満天神MAIDO屋イメージ
  • 天満天神MAIDO屋イメージ

いざ天満天神MAIDO屋をオープンさせてみるとお客様が
「いやぁ~~コレ見て!可愛い♪こんなん大阪で作ってるんやなぁ~長いこと大阪に住んでるけど、こんなに大阪にええもんあるねんなぁ~!わぁ!これええわー!見て―!!このお店おもしろいなぁ~いつまでもおれるわ~」
ってキャーキャー楽しそうに話されてる様子をよく見かけます。
そして、ご自身が知っておられる商品があると決まって、「これ私知ってるわ~」と知ってる自慢が繰り広げられています(笑)
こんなお客さんの姿を見ると、天満天神MAIDO屋やって良かった!と、嬉しくなります。

まだまだ大阪にはええもんがいっぱいある。もっと色んなもんを知ってもらいたい!!
私もまだ知らない大阪のええもんを発見して、皆さんに教えてあげたい!!と毎日ワクワクしています。
是非、大阪のええもんの新発見をしに天満天神MAIDO屋を覗いてください。

心よりお待ちしております。

店舗デザイナーのオモイ

人と人とを繋ぎ、新たな文化と歴史を生み出す
舞台となることを目指しました。

吉澤生馬

株式会社 PROCESS5 DESIGN
取締役副社長 設計デザイン本部長

吉澤生馬

大阪天満宮のお膝元で代々商売をされていたオーナーが大阪のええもん(大阪らしくて良いもの)の販売と紹介、大阪天満宮の文化や大阪のええとこ(大阪らしく良いところ)の情報発信をする場を作るということでお店を出店なさることとなりました。店名は”いつもありがとう”を略した大阪弁の”まいど”という言葉からMAIDO屋と名付けられました。
ここで私達は忙しい大阪商人の活気と商売繁盛を願う祭りの熱気が伝わる浪花しつらえの土産物屋を提案しました。
外壁を埋め尽くす鈴なりの提灯は千年余年続く天神祭りを表現し、店内にあふれる大阪ええもんへの期待感を演出します。店内の中心に並ぶ什器は水都大阪の歴史を感じる八軒家船着場に着く三十石船を表現し、新しい大阪ええもんを見つける楽しみを演出します。
提灯そのものは大阪の文化行事に納品されている提灯職人により作られました。
このMAIDO屋が大阪の魅力を伝え、人と人とを繋ぎ、新たな文化と歴史を生み出す舞台となることを目指しました。

コラボ事例:メビック発コラボレーションの事例紹介
https://www.mebic.com/collabo/27.html

  • 天満天神MAIDO屋イメージ
  • 天満天神MAIDO屋イメージ
  • 天満天神MAIDO屋イメージ

クリエティブディレクターのオモイ

商品には歴史や物語、つくらはった人の想いがこもっています。

近藤昭彦

株式会社バードランド 代表取締役

近藤昭彦

”天神さんの街で、大阪の「ええもん」集めた土産もん屋をはじめます。”

開店前に、つくらしてもろたコンセプトブックの表紙においた文章です。
大阪の「ええもん」て一言でいうたらなんやろなとつくづく考えますと、「ほっとけん」っちゅう気持ちやないやろかと…所謂、おせっかいですな。
あっちにも、こっちにも大阪じゅうにええもんがあるのに、大阪の者でもあんまり知りません。
そこを「ほっとけん」女将が、辛抱できんと立ち上げたのが天満天神MAIDO屋です。
飲みながら言うてる与太話とは全く違うテンションで、開店の決心を聞いたときの気配は今でもよう覚えてます。中々迫力あって、ええ顔してはりましたわ。
世界観が共有できたら、あとは駆け引き無しの想いの連鎖で、その後の意匠展開も気持ちよう進めさせてもろた印象深い仕事でした。
扱わせてもらう商品には、みなそれぞれに歴史や物語、つくらはった人の想いがこもっています。それを、大事に気持ち込めて紹介できる、そんな店でありたいと、ほんまにそう思てやってきはったおかげで、作り手の方々の共感もいただいて、随分いろんな品を扱わせてもらえるようになりました。
また、MAIDO屋へ行ったら、なんか大阪自慢できるもんを紹介してもらえるというお客さんも、ぎょうさん来ていただけるようになったと聞きます。土産もんいうのは、行った先のもんを買うて帰るんもそうですけど、自分の街の自慢話ができるのが嬉しいですな。
これは、お客さんへ気持ちがうつっていって初めてなりたつんで、グラフィックワークやレトリックといった、広告表現上の課題解決力だけではどないもならんもんです。
世の中は、えらい速さで変化していっとりますが、人が人に「喜んでもらいたい」という気持ちを持つことは、変わりなく続くと思います。
作り手の方から、実際にお使いいただく方にまで、しっかりと想いをのせて届けていく。 その役割を「あんじょう」やっていくMAIDO屋にこれからも期待してまっせ。

  • パンフレットイメージ
  • パンフレットイメージ
  • パンフレットイメージ

天満天神MAIDO屋