天満切子、ご存知ですか?
色のついたガラスと透明のガラスが二層になった「被せ(きせ)ガラス」というガラスを削って作る切子の一種です。
天満切子の特徴は、削る刃がV字ではなくU字のかまぼこ型のため、削った跡がまーるくなること。
優しい雰囲気が特徴の天満切子。
大阪の天満(現在の大阪天満宮あたり)は昔ガラスの発祥地として栄えていたそうで、今でも碑が残っていたりとその面影を見ることができます。
天満切子の美しさはその映り込みにあります。
上からそっとのぞき込むと、それぞれの線が反射しあってダイヤモンドのような輝きを生みます。
お水を入れるとより一層輝きを増すのですが、写真では伝わらないのでぜひ生で見ていただきたいです…(´・_・`)
MAIDO屋が扱っている天満切子は「切子工房昌栄」のもの。
先代の宇良先生の弟子だった西川さんがこの秋に独立され、亡き先代のあとを引き継いでいます。
天満切子の美しさは見るだけでは発揮できません。観の美、用の美の両方を満たすのが天満切子の魅力です。
以前MAIDO屋にいらっしゃったお客様に「私の子供の頃の家には切子や錫があって、子供だった私もそれを日常から使ってた。いいものはきちんと、物の扱いを人に教えてくれる。割れへんからってプラスチックの器ばっかり使う人もいてるけど、私は大切なものを扱う神経を子供の頃から育てるのって大切やと思うわ」と教えていただいたことがあります。
なかなか子供に使わせるには勇気がいりますが、おうちの中で飾るだけではなく、使ってこそ魅力の引き立つ天満切子なのかもしれないなと思います(=^^=)
お祝いやお祭りの日だけではなく、普段の日常でもきちんとした物を使い、大切に大切に扱うという考え方、とても素敵だと思いました(=^^=)
上等な氷を使って焼酎のロックを飲んだり
ウィスキーの水割りもいいですね。。
ぐいのみはお料理にも。
キリッとしたコントラストが映えますね。
けど私はやっぱりキリッと冷えたビールがいいな~♪
天満切子を使っている飲食店もこれから紹介していきたいと思っています(^^)/
結婚祝いや内祝いには赤青ペア、敬老の日には赤いちゃんちゃんこのイメージで赤い切子、などと贈物にされる方が多いように思いますが、「お茶飲むのに使うねん」とご自宅用にされるかたもたくさんいらっしゃいます。
写真を見るだけでは魅力は60%程しか伝わらないと思いますので、寒いですがぜひぜひ店頭までおこし下さい(=^^=)